関係を円満に保つ秘訣「返報性」

Last update:2014/9/17

返報性

いつも自分のお願いばかりしている、自分の希望につきあってもらっている、というように、いつも一方的に相手へお願いしている状態というのは、何となく嫌な気分になるものではないだろうか。
心理学には、心理的報酬という考え方がある。これは、”自分だけ報酬を得ているという状態を避けようとする心理”のことだ。言い換えると、”受けた恩は返したくなる心理”ということです。

類似性がある人と一緒にいるということは、心の負担が軽くなるもの。そして、相手にも心理的負担をかけずにす済むとが多いのだ。

例えば、あなたの趣味は登山だとしよう。もしもあなたが好きになった人は、登山が好きでないとしたら、好きな人をほったらかしにして登山仲間と山に行くなどということになるかもしれない。

または強引に、好きな人を登山に誘うのかもしれない。
しかしどのパターンについても、心理的な負担は大きいはずだ。

人に感心を持って貰うには

類似性がある人に好意を持ちやすいと考えられる。無理して、自分のことに無理につきあってもらうとという負担がなければ、お願いやお誘いがしやすいものなのだ。

返報性を知る!

返報性(恩を返したくなる心理)という心理は、感情のバランスを取ろうとする心理だ。

無理なお願いや頼みごとばかりしているというような状態では、相手に負担をかけてしまうので、なにか相手が喜ぶことをしなくては、と考えてしまいがち。

これが、自分への心理的な負担を軽減しようとするための、「感情バランス」の働きなのである。

しかし、より直接、心理的に恩を受ける状態もある。

それは「好意」を受けるという時などだ。

好意を返す。行為で返す

”好意を受ければ、好意を返す”とか、”好きになれば、好きになってもらえる”などというように、心理的な「ギブ&テイク」を行おうとする。これを、「好意の返報性(または互恵性)」と呼んでいる。

つまり、「好意感情のバランスをとろうとする」心理作用のことで、平たく言うと、好きになってくれる人を自分も好きになる、というような心理ということだ。

好意のギブ&テイクというのは、特に恋愛関係の基本である。

もしも気になる相手に恋人がいないのなら、あなたの気持ちを伝えることで恋愛に発展する確率は意外と高いのだ。

自分が相手から好かれていることに気づけば、自然とその人を無視出来なくなる。そのように相手を気にしているうちに、自然に好きになっていくのだ。

返報性という心理は、恋愛はもちろん、人間関係の様々な心理に影響する。

「自己開示をすると好意的になる」という経験を今までしたことがある方もいだろうが、これも返報性の影響によるといえる。